【病気に認定】子どものゲーム依存
こんばんは。マコです🌻
この間あるお母さんと話していて、
「子どもの放課後の過ごし方がすごくネックです」
と相談を受けました。
その方の家庭の方針としては、外遊びをさせたいのに
周りの友達がゲームをしている。
ゲームを持っていないと遊びに誘ってもらえないようなのです。
今日は子どものゲームとの付き合い方についてお話ししたいと思います。
WHOがゲーム依存を「病気」として認定
オンラインゲームなどにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を、
精神疾患の
「ゲーム障害(ゲーム依存症)」
とすると、世界保健機関(WHO)が認定しました。
病気と言えば身体的な疾患のイメージがありますが、
ゲームも病気として認定されるとは…
時代といえば時代なのかもしれませんが、驚きを隠せません。
低年齢化
ゲーム依存をめぐる状況はこれまでも色々とりだたされてきましたが、中高生を中心に低年齢化が進んでいるようです。
インターネットへの依存が疑われる中高生は、
2017年度に全国で約93万人。
7人に1人という割合です。
2018年度では、
小学校1〜3年生男子の20%
女子の13%
に「ネット・ゲーム依存の疑い」があるようです。
依存が深刻化すると
- 昼夜が逆転し、睡眠時間が不足する
- 勉強に大きな支障が出る
- 遅刻や不登校につながるケースも多い
- 視力低下
- 筋力、心肺機能の低下
このように身体への悪影響を及ぼします。
今世の中でもとりだたされている引きこもりの要因の1つと言っても過言ではありません。
WHOの3項目の基準
ゲーム依存症の診断基準は次の3つです。
・ゲームの時間や頻度などを自分でコントロールできない
・日常生活でゲームを最優先させる
・ゲームのために仕事や勉強などに大きな支障が生じてものめり込んでしまう
の3項目からなります。
これらが1年以上続くか、症状が重い場合を「ゲーム依存症」と呼ぶようです。
ルールづくりが大切
乳幼児期から小学校低学年にかけては、人と直接ふれあい、五感を使って遊ぶことが心身の発育にとってとても大切です。
近年、対戦型コンピュータゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツの人気が世界的にも高まっています。
日本でも憧れる子どもは多いと思います。
ルールを決めて、楽しめるといいですよね。
子どもがゲームで遊ぶときのルールの例
- 買う前にルールを決める
- 遊ぶ時間の上限を決める
- 親の目の届くところで使う
- 利用制限機能を使う
- ルールを破ったら罰則もあり
- ルールを書いて、目のつくところへ
出典:医療センター資料
ゲームの楽しさはわかりますが、うまく折り合いをつけられるよう親子できちんと話し合えるとよいなあと感じます。
同じ年の子どもでも「切り替える力」の差が年々広がっているように感じます。
「やるときは集中してやる」
「遊ぶときは全力で遊ぶ」
の切り替えがうまくできるようにするためにも、ルールづくりは必須です。
まとめ
きちんと親子で対話をして、ルールを決めたいですね。
「よそはよそ、うちはうち」
の考えは昔からあると思いますが、それを貫くことも大切だと思います。
友達ができなくなってしまうことを心配して、妥協することは愛ではないと思います。
多少心苦しくても、 思いと意図があれば、
いつか必ず子どもに伝わります。
このWHOの指針をきっかけに、
しっかりお子さんと対話をして、話し合ってほしいなと思います🌸
マコ🌻